アルゼンチン代表FWリオネル・メッシが、11月に開幕するワールドカップ・カタール大会が、自身にとって最後のW杯になると語った。現地時間10月6日、アルゼンチンTV局『Star Plus』で明かしたと、複数の欧州メディアが報じている。

 メッシにとっては5度目のW杯となるカタール大会。35歳になったスター選手は、かねてから母国代表としての栄冠を獲得することを目標に掲げている。「正直に言えば、もうすぐ大会が迫ってきていると考えると、不安と緊張がないまぜになっている」と述べた。
【PHOTO】どこもかしこもデザイン刷新! カタールW杯・出場国の「本大会用ユニホーム」を一挙公開!
「僕らが優勝候補かどうかは分からないけれど、アルゼンチンはその歴史からして、優勝候補だと思う。僕らがここまでくることができたからこそ、より大きな意味があると思う。でも、ほかにも有力候補となるチームはあるし、ワールドカップでは何が起こるか分からない。どの試合もとても難しい」

 そう口にしたメッシは、さらに「これが最後だ。僕らがどうなるかは……待ち切れないけれど、不安もある」とコメント。インタビュアーに「これが最後?」と確認されると、「間違いなくそうなるよ」と応えたという。ただ、大会後に代表を引退するのかという点については明らかにしなかった。

 アルゼンチン代表は昨年にコパ・アメリカを制し、今年も快進撃を続け、無敗記録を「35」に伸ばすなど絶好調。メッシ自身も直近3試合で9ゴール、さらに所属チームのパリ・サンジェルマンでもゴールを積み重ねている。

 この勢いのまま、果たしてメッシの悲願は達成されるのか。1986年のメキシコ大会以来となる世界制覇に、母国の期待は高まっているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部