次のW杯でメッシは39歳になっている

リオネル・メッシはFIFAワールドカップ・カタール大会を持って代表を引退すると大会前に語っていた。そういった背景もあってか大会ではメッシを応援する声が多く、決勝では見事フランスを打ち破り、栄光を掴んだ。アルゼンチンがW杯を制するのは、1986年以来のこと。メッシはキャリアの中で初の優勝となった。

「サッカーが好きなんだ。代表チームにいることを楽しんでいる。世界チャンピオンとしてあと数試合戦ってみたい」

大会前に引退宣言をしたメッシだが、アルゼンチンのテレビ局である『Tyc Sports』では引退宣言撤回ともとれるコメントを残している。

35歳となったメッシだが、その実力はまだまだ最前線を走ることができるものだ。ボールを持った時の破壊力は素晴らしく、カタールでは7試合で7ゴール3アシストの大活躍だった。得点王は8ゴールのキリアン・ムバッペに譲ることになったが、大会MVPに選ばれている。

「とりあえず次のW杯のために彼の居場所を確保しておくべきだと思う。彼はアルゼンチン代表で選択できる権利を得たと思う」

同メディアではリオネル・スカローニ監督が、メッシの引退宣言撤回を歓迎している。チームの中心人物であり、彼がいれば次のカナダ・メキシコ・アメリカ共同開催のW杯でも好成績を残せるはずだ。

4年後は39歳となるメッシ。近年、選手寿命が延びており、ポルトガル代表のペペは39歳で、今大会に出場してゴールを決めた。フリアン・アルバレスやロドリゴ・デ・パウルとメッシのために走れる選手は揃っており、4年後に期待したい。