森保一監督率いるサッカー日本代表は12月2日、FIFAワールドカップ・カタール大会グループリーグ最終戦でスペイン代表と激突。スペイン国内では、レアル・ソシエダ所属MF久保建英(21)に対する警戒が強まっているようだ。

 日本代表は今年6月の強化試合でパラグアイ代表、ブラジル代表、ガーナ代表、チュニジア代表と対戦して2勝2敗。先月ドイツ開催のキリンチャレンジカップ2022では、アメリカ代表相手に2-0と勝利したほか、エクアドル戦では前半から防戦一方の展開となる中でも0-0で終えていた。

 また久保建英は今年1月以降、カタールW杯アジア最終予選でベンチ要員となっていたが、ガーナ戦でA代表初ゴールをマーク。アメリカ戦では左サイドハーフで先発出場する中、再三にわたりチャンスを作るなど森保一監督へのアピールに成功。一部のスペインメディアは、同選手のカタールW杯出場が確実との見方を示している。

 そんな中、スペイン紙『マルカ』はアジア・オセアニアにおけるカタールW杯出場国の特徴を紹介。グループEでスペイン代表と同居する日本代表について「日本代表の希望となる存在は、レアル・ソシエダで活躍する久保建英だ」と紹介。

 「久保建英は森保一監督や長友佑都、冨安健洋、酒井宏樹、吉田麻也、柴崎岳、鎌田大地、南野拓実といったチームメイトとともに、少しでも上位を目指すことになるだろう」とし、久保建英をキーマンに指名している。

 久保建英はレアル・ソシエダ移籍後、公式戦11試合中9試合に先発出場して2ゴール3アシストをマーク。今月9日には古巣ビジャレアル相手に自身のドリブルから次々とファウルを誘発するなど、好パフォーマンスを発揮。前線2トップの一角でレギュラーをつかんでいる。