サッカー日本代表のFW南野拓実(27)はリバプールからASモナコ移籍後、低調なパフォーマンスを露呈。FIFAワールドカップ・カタール大会で控え降格の可能性が予想される中、イギリス国内で再び同選手への
南野拓実はリバプール在籍時の昨季、プレミアリーグやUEFAチャンピオンズリーグでほとんど先発での出場機会がなく、今年6月にASモナコへ完全移籍。ただASモナコでもサイドハーフで先発起用がつづく中、数試合で現地メディアからチーム内最低評価を与えられていた。
また同選手は先月18日のリーグアン第8節・スタッド・ランス戦で、ASモナコ加入後初ゴールを挙げたものの、スタッド・ランス戦以降は公式戦4試合つづけて途中出場。先月ドイツ開催のキリンチャレンジカップ・エクアドル戦でも本来のパフォーマンスを発揮できなかった。
南野拓実の不調と同じく、リバプールも今季ここまでプレミアリーグで2勝4分2敗と苦戦。首位アーセナルから14ポイント差の10位に沈んでいる。
すると英メディア『トークスポーツ』は、リバプールが不振に陥っている原因のひとつに「昨季終了後に退団した選手の存在」があると指摘。バイエルン・ミュンヘンへ移籍したセネガル代表FWサディオ・マネ(30)ら複数選手を列挙している。
ただ南野拓実については「南野拓実にとってリバプールでのハイライトは、主に国内カップ戦の序盤におけるゴールシーンである」とリバプール在籍時の実績を紹介。
その上で「もし彼がプレミアリーグでチャンスを与えられるべきだったかどうかという議論があるならば、彼の退団後の姿がそれに答えているだろう。この日本人選手は移籍金1700万ポンド(約25億円)をかけてASモナコに移籍したが、今季ここまで10試合に出場してわずか1ゴールしか決めていない」と、同選手の放出が正解だったとの見解を示している。
くわえて、フランスメディア『Le Quotidien du Sport』が今夏リーグアン所属クラブに加入した選手の失敗ランキングで南野拓実を1位に指名したことにも触れている。
カタールW杯開幕まで2カ月を切る中、ASモナコでの序列低下が顕著となっている南野拓実。日本代表でもベンチ要員に降格する可能性があるだけに、少ないチャンスをものにしたいところだ。