セルティック所属の日本代表FW古橋享梧(27)は、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージでここまで無得点。FIFAワールドカップ・カタール大会を控える中、CLで結果を残せていないことで批判を浴びている。その中、セルティックのアンジェ・ポステコグルー監督が同選手への批判に反論した。14日、英紙『ザ・スコッツマン』が指揮官の言葉を伝えている。
古橋享梧は昨季、2桁ゴールをあげるなど主力選手としてスコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部リーグ)優勝に貢献。今季も国内リーグでは8試合の先発出場で7ゴールと特典能力を発揮している。
しかしCLグループステージではここまで4試合中3試合の先発出場で無得点。11日の第4節・RBライプツィヒ戦では前半28分にMFセアド・ハクサバノビッチ(23)のクロスに頭で合わせたがヘディングシュートは枠を捉えられず、以降はほとんどシュートを放てなかった。
またセルティックはRBライプツィヒ戦で0-2と敗れ、グループステージ敗退が決定。現地メディアは古橋享梧や日本代表FW前田大然(24)の決定力不足がグループステージ敗退の要因だと指摘している。
そんな中、ポステコグルー監督はスコティッシュ・プレミアシップ第11節・ハイバーニアン戦の前日記者会見で「古橋享梧に対しては、あまり厳しいことは言えない。先週のRBライプツィヒ戦で、彼はジョタの素晴らしいゴールをアシストしている」と同選手を擁護。
「UEFAチャンピオンズリーグでゴールを決めるのは難しいが、彼が脅威でなくなったとは思わない。これまでと変わらず良いポジションにつけているが、何度かアンラッキーなこともあった。今でも彼は相手チームに問題を引き起こしていると思う」
「(今季開幕から)彼は絶好調だったが、その後に肩を痛めた。日本代表の試合で2週間ほどチームを離れてやや順調さを欠いたことを、まわりは忘れているんだ」と、周囲からの批判に対して自身の見解を述べた。
なお英メディア『フットボール・ファンキャスト』は、ギリシャ代表FWギオルゴス・ギアクマキス(27)が好調であることを指摘した上で「ライバルのギアクマキスが先週末のリーグ戦でゴールを決めたことにより、古橋享梧はレギュラーの座を維持するためのプレッシャーにさらされているかもしれない」と分析している。古橋享梧としては不振脱却のためにも、ハイバーニアン戦でゴールを決めたいところだ。