ことし11月20日に開幕する「FIFA ワールドカップ カタール 2022」。2018年ロシアW杯でフランスの優勝に貢献したアントワーヌ・グリーズマンにまつわるNetflixのドキュメンタリー映画『アントワーヌ・グリーズマン:レジェンドの誕生』で彼の知られざる素顔が明かされている。

フランス代表で活躍するグリーズマンは、「攻撃力やテクニックでずば抜けている」選手であり、「分析的な人間」だとフランス代表監督のディディエ・デシャンは評価している。精神的にも肉体的にも疲弊しているタイミングで監督から厳しい言葉をかけられることもあり、「いつも彼は突っつかないと始動しない。でも話をよく聞く」という印象もあるようだ。

試合前にはグリーズマンがチームメイトと話し合う姿も見られるが、彼が代表における自身の役割を考えていることがわかる。「チーム全体の長所を活かす役目なんだよ。戦略を練る。改善すべき点はあるからね。無駄に走らずに済むコツを教えて上手く配置するのさ。アトレティコでも同じ方法でやってるからね」とグリーズマンは語っている。

そんなふうに試合や練習で真剣に集中しながらも、「ときには笑いも必要」、「ゴールが決まれば喜ぶ」と愛嬌も忘れないグリーズマン。デシャン監督は「いつも笑顔でいるし、ユーモアのセンスもある。歳の違いなど関係なしに誰とでも仲良くやれます。社交的ですね」と彼の人柄について語る。
 

2014年ブラジルW杯の準々決勝でフランスが1-0でドイツに敗退が決まったときには涙を見せたグリーズマン。その幼い顔の小柄な金髪の少年が打ちひしがれた姿は、涙が好きなフランスの観衆を大感動させたという。さらに、ゴールを決める度に純粋な笑顔を見せてファンと一緒に喜び、多くのサッカーファンを魅了してきた。フランスで愛される選手となったグリーズマンは様々なブランドの顔としても広告に引っ張りだこになった。 

FIFA ワールドカップ カタール 2022 完全ガイド by ABEMA
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