アルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネス(インテル/イタリア)が、1カ月後に開幕を控えるFIFAワールドカップカタール2022に向けて胸中を明かした。19日、イタリアメディア『フットボールイタリア』が伝えている。
インテル在籍5シーズン目を迎えたL・マルティネスは、今季もチームの攻撃を牽引している。セリエA第2節から第4節にかけて3試合連続ゴールを挙げると、今月12日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)・グループC第4節バルセロナ戦では1ゴール1アシストを記録。CL・グループステージ突破を左右する“大一番”でのL・マルティネスの活躍もあり、インテルは決勝トーナメント進出に大きく前進した。
カタールW杯開幕まで1カ月に迫ったが、今大会は従来とは異なるスケジュールでの開催となる。そのため、今シーズンは異例の過密日程となっており、その影響もあってか負傷離脱者が続出。なかには、ケガによりW杯出場の夢を絶たれてしまった選手もいる。アルゼンチン代表に関しても、FWアンヘル・ディ・マリアやFWパウロ・ディバラが負傷離脱中で、復帰時期はW杯開幕直前になる可能性もあるようだ。
W杯を目前に控えた時期だからこそ、負傷のリスクを回避しようと考える選手が増えてくることをL・マルティネスは危惧している。同選手は「僕としては、いつもと同じようにプレーし続けることが大事だと思う。我慢することで、それが逆効果になる危険性もあるからね」と見解。さらに「僕はいつもと同じようにプレーし、いつもと同じようにピッチで仕事をすることを心がけている。決して我慢はしない。あとね、『タッチウッド』って“おまじない”を唱えるんだ。ベストを尽くすよ」といつも通りでいることが重要と口にしている。
また、L・マルティネスは「アンヘル・ディ・マリアがケガをした後、メッセージを送った。彼は落ち着いていて、20日ほどで回復すると言っていたよ。彼もパウロもチームにとって、とても重要な選手だから、早く戻ってこられるように願っている」と語りつつ、「ブラジルとフランスは非常に強力な選手を擁しているから、優勝候補と見ているんだ。僕たちも、できるだけ勝ち進みたい」と意気込みを示した。
昨季公式戦でキャリアハイとなる25ゴールを記録すると、今季も好調を維持しているL・マルティネス。アルゼンチン代表はカタールW杯・グループCで、サウジアラビア代表、メキシコ代表、ポーランド代表と同居するが、L・マルティネスはどのような活躍を見せてくれるのだろうか。