ヨーロッパリーグ(EL)・グループD第5節が27日に行われ、ウニオン・ベルリン(ドイツ)とブラガ(ポルトガル)が対戦した。

 クラブ史上初のELに参戦しているウニオン・ベルリンは、初陣のユニオン・サン・ジロワーズ(ベルギー)戦で0-1と敗北を喫すると、続く第2節のブラガ戦も落とし、連敗スタートとなった。それでも、マルメ(スウェーデン)との連戦では2連勝を記録。決勝トーナメント進出に望みをつなぎ、第5節を迎えた。ウニオン・ベルリンは直近のブンデスリーガ第11節ボーフム戦(●1-2)からスターティングメンバー3名を変更。アンドラス・シェーファーやシェラルド・ベッカーらがスタメン入りを果たし、原口元気はベンチからのスタートとなった。

 試合は序盤からウニオン・ベルリンが多くのシュートチャンスを作ったものの、決め手を欠いてスコアレスで折り返す。すると68分、右サイドを駆け上がったアンドラス・シェーファーのクロスボールがボックス内で相手選手の手に当たり、オンフィールドレビュー(OFR)の結果、ウニオン・ベルリンにPKが与えられた。このPKをロビン・クノッヘがゴール左隅に叩き込み、ホームチームが先制に成功している。

 その後スコアは動かず、試合はこのままタイムアップ。ウニオン・ベルリンは第3節から3試合連続で1-0での勝利を飾り、2位に浮上した。なお、原口は後半アディショナルタイムからピッチに立っている。この勝利で、ウニオン・ベルリンは最終節を勝利すればグループステージ突破が確定する。

 次節は11月3日に行われ、ウニオン・ベルリンは敵地でユニオン・サン・ジロワーズと対戦する。一方、ブラガはホームにマルメを迎える予定だ。

【スコア】
ウニオン・ベルリン 1-0 ブラガ

【得点者】
1-0 68分 ロビン・クノッヘ(PK/ウニオン・ベルリン)