リーグ・アン第13節が30日に行われ、モナコとアンジェが対戦した。
ここまでモナコは6勝3分3敗。リーグ・アンでは第6節から怒涛の5連勝を記録したものの、第11節のクレルモン戦を1-1のドローで終えると、前節のリール戦は撃ち合いの末に3-4で敗れた。現在リーグ・アンでは2試合勝ち星から見放されている。27日に行われたヨーロッパリーグ(EL)・グループH第5節のフェレンツヴァーロシュ戦を1-1のドローで終え、決勝トーナメント進出に望みを繋いだ。公式戦では4試合連続の勝ちなしとなっているころから、9日に行われた第10節モンペリエ戦以来の勝利を掴みたい。
モナコは前節のリール戦からスターティングメンバーを5名変更。南野拓実はリーグ・アンで2試合ぶりにスタメン出場を果たした。最前線にはウィサム・ベン・イェデルとブリール・エンボロが並んでいる。
序盤からモナコが圧倒的にボールを保持したものの、なかなか決定的な場面を作り出すことはできない。するとアンジェに決定機が到来する。18分、ヒマド・アブデリのスルーパスはモナコのマラング・サールが対応したものの、タッチが大きくなった隙をエイドリアン・フノウが見逃さず、入れ替わりを試みる。主審は1度ペナルティスポットを指差したものの、オンフィールドレビュー(OFR)の結果、フノウのシュミレーションが確認され、イエローカードが提示された。
対するモナコは前半終了間際、アクセル・ディサシからのパスを受けた南野がワントラップからペナルティエリア内へ繋ぐと、ベン・イェデルが倒されてPKを獲得。キッカーはベン・イェデル自身が務めたものの、ゴール左下を狙った一撃はGKヤヒア・フォファナに弾き出された。続く44分には敵陣高い位置で相手のパスミスを拾った南野が迷わず右足を振り抜くも、再びGKフォファナが立ちはだかる。前半はスコアレスで終了した。
後半に入ると均衡が破れる。54分、ベン・イェデルが積極的な仕掛けでペナルティエリア内に侵入すると、右への落としにヴァンデルソンが反応。鋭いクロスボールを送ると、ファーサイドで待っていたエンボロが押し込んだ。ホームチームが先手を取っている。
70分にはモナコに追加点。ベン・イェデルの落としを受けたケヴィン・フォラントが左に展開すると、アレクサンドル・ゴロヴィンがペナルティエリア手前から右足を振り抜く。南野に代わってピッチに送り出されたゴロヴィンの一撃で、モナコがリードを広げた。
その後はアンジェが攻撃に出る時間もあったものの、モナコはゴールを許さず。試合はこのままタイムアップを迎え、モナコがリーグ・アン3試合ぶりの白星を掴んだ。なお、南野は55分までのプレーとなっている。
次節、モナコはミッドウィークのELを挟み、11月6日にオナイウ阿道が所属しているトゥールーズと敵地で対戦する。一方、アンジェは同5日にRCランスをホームに迎える予定だ。
【スコア】
モナコ 2-0 アンジェ
【得点者】
1-0 54分 ブリール・エンボロ(モナコ)
2-0 70分 アレクサンドル・ゴロヴィン(モナコ)