クロアチアサッカー協会(HNS)は10月31日、FIFAワールドカップカタール2022に臨むクロアチア代表の予備登録メンバー34名を発表した。

 2018年に行われたロシアW杯で、クロアチア代表は同国史上初の準優勝を飾った。今大会ではグループFに入り、11月23日にモロッコ代表、11月28日にカナダ代表、12月2日にベルギー代表と対戦する。なお、クロアチア代表は11月14日にサウジアラビアのリヤドに向けて出発し、11月16日にサウジアラビア代表と親善試合を行うという。その後、カタールのベースキャンプ地へと移動する予定のようだ。

 予備登録メンバーのリストには、前回大会でも主力選手として活躍したMFマルセロ・ブロゾヴッィチやFWイヴァン・ペリシッチらが順当に選出。その一方で、クロアチア代表を引退したMFイヴァン・ラキティッチやマリオ・マンジュキッチ(2021年に現役引退)らに代わり、DFヨシュコ・グヴァルディオールやMFロヴロ・マイェルといった若手選手の名前が並ぶ。そして、ベテランと若手が融合した“ヴァトレニ(愛称)”を主将のMFルカ・モドリッチがまとめる。

 なお、最終メンバーは最低23名、最高26名(最低3名のGKを含む)を条件としており、メンバーリストは11月14日までに国際サッカー連盟(FIFA)へ提出する必要がある。クロアチア代表を率いるズラトコ・ダリッチ監督は、11月9日に最終メンバーを発表する予定という。

 クロアチア代表の予備登録メンバーは以下の通り。

▼GK
ドミニク・リヴァコヴィッチ(ディナモ・ザクレブ)
イビツァ・イブシッチ(オシエク)
イヴォ・グルヴィッチ(アトレティコ・マドリード/スペイン)
ドミニク・コタルスキ(PAOK/ギリシャ)
ネディリコ・ラブロヴィッチ(リエカ)

▼DF
ドマゴイ・ヴィダ(AKEアテネ/ギリシャ)
デヤン・ロヴレン(ゼニト/ロシア)
ボルナ・バリシッチ(レンジャーズ/スコットランド)
ドゥイエ・チャレタ・ツァル(サウサンプトン/イングランド)
ヨシプ・ユラノヴィッチ(セルティック/スコットランド)
ヨシュコ・グヴァルディオール(ライプツィヒ/ドイツ)
ボルナ・ソサ(シュトゥットガルト/ドイツ)
ヨシプ・スタニシッチ(バイエルン/ドイツ)
マリン・ポングラチッチ(レッチェ/イタリア)
マルティン・エルリッチ(サッスオーロ/イングランド)
ヨシプ・シュタロ(ディナモ・ザクレブ)

▼MF
ルカ・モドリッチ(レアル・マドリード/スペイン)
マテオ・コヴァチッチ(チェルシー/イングランド)
マルセロ・ブロゾヴッィチ(インテル/イタリア)
マリオ・パシャリッチ(アタランタ/イタリア)
ニコラ・ヴラシッチ(トリノ/イタリア)
ルカ・イヴァヌシェツ(ディナモ・ザクレブ)
ロヴロ・マイェル(レンヌ/フランス)
クリスティアン・ヤキッチ(フランクフルト/ドイツ)
ルカ・スチッチ(ザルツブルク/オーストリア)
ヨシプ・ミシッチ(ディナモ・ザクレブ)

▼FW
イヴァン・ペリシッチ(トッテナム/イングランド)
アンドレイ・クラマリッチ(ホッフェンハイム/ドイツ)
ヨシプ・ブレカロ(ヴォルフスブルク/ドイツ)
ブルーノ・ペトコヴィッチ(ディナモ・ザクレブ)
ミスラフ・オルシッチ(ディナモ・ザクレブ)
アンテ・ブディミル(オサスナ/スペイン)
マルコ・リヴァヤ(ハイドゥク・スプリト)
アントニオ・チョラク(レンジャーズ/スコットランド)