セルティックを率いるアンジェ・ポステコグルー監督が、FIFAワールドカップカタール2022に臨む日本代表メンバーから外れたFW古橋亨梧とMF旗手怜央に言及した。11月1日、イギリス紙『デイリー・レコード』が伝えている。

 W杯本大会に向けた日本代表メンバー26名が11月1日に発表。日本人4選手が所属するセルティックからは前田大然が選出された一方で、同クラブで主力として活躍する古橋と旗手は落選となった。

 2日に行われるチャンピオンズリーグ(CL)・グループステージ第6節のレアル・マドリード戦を前に、W杯メンバーに招集されなかった両選手について聞かれたポステコグルー監督は次のように語った。

「最高のサッカー選手になろうとしている怜央を止めるものなど何もない。亨梧の性格は変わらず、常に笑顔でいつも幸せだ。彼は自分のしていることを愛しているし、それは変わらないだろうが、これは彼らにとっていいモチベーションになると思う。今大会を逃したとしても、彼らにはまだW杯に出場する可能性がある」

「幸運にも一度監督を務めることができたことのあるW杯というのは出場するのが夢のような大会のひとつだ。彼らはどちらもそれに近づいていた。特に亨梧はね。私は残念に思っている。(24歳の)怜央には1回か2回のW杯出場の可能性がある。この年齢(27歳)になっても亨梧にもまだ1回の可能性がある。でも、こういう機会を逃したくはないものだ」

「私はがっかりしているが、彼らはどちらも本当に強い個性を持っている。もちろん、彼らは失望しているだろう。私の経験ではおそらく彼らは数日前から知っていたと思う。だから、ショックは少ないと思う。通常は組織内の誰かが彼らに通知するからね。どちらも強い意志を持っている。彼らにとっては自分たちの能力を最大限に発揮してプレーする動機になるし、こういった機会は再び訪れるだろう」

 また、ポステコグルー監督は招集された前田についても言及。「W杯に行くということは信じられないような経験だ。幸運にも私はそれを手に入れることができた。大然がそこに行けることはよかった。今自信がないわけではないが、さらなる自信を手にして戻ってくるだろう。CLのようなものだ。W杯でプレーすることで成長を感じ、自分自身の違いを感じるだろう。なぜなら、最高のサッカーを経験するのだからね」とさらなる成長に期待を寄せた。