ヴィッセル神戸に所属する日本代表FW大迫勇也が、自身の代表落選についてコメントした。
日本代表を率いる森保一監督は、11月1日にFIFAワールドカップカタール2022に臨む日本代表メンバー26名を発表。FW浅野拓磨(ボーフム/ドイツ)やFW上田綺世(サークル・ブルッヘ/ベルギー)らが選出された一方、A代表で57試合25得点を記録する大迫はメンバーから外れた。
5日に行われた明治安田生命J1リーグ最終節横浜F・マリノス戦後、取材対応に応じた大迫は、自身の落選について、「メンバーに入ってない。それだけです」とコメント。さらに、「バックアップメンバー入りも断りを入れた」ことを明かした。発表会見の翌日に、日本サッカー協会(JFA)から打診があったという。
大迫は辞退の理由について、「バックアップメンバー入ったら、誰かのケガを祈るなんてしたくないじゃないですか。人の不幸を喜びたくないので、そういう風に行きたくない」と説明。チームにけが人が生じてから初めて出場のチャンスが巡ってくるのは、実力でポジションを掴み取りたい自身の本意ではないことを明かした。
また、「選ばれた選手がやるべきだと思うし、僕はテレビで見る側として、応援したいです。日本のために頑張って欲しいです」と、選出されたメンバーへのエールも送っている。
次回以降の日本代表メンバー選出については、「監督が代われば、選ばれる可能性はあるんじゃないですかね」と大迫。「(オフは)ゆっくり休んで、もう一回体を整えて、また鍛えておく感じです。(来季の開幕に向けて)全力で頑張ります」と締めくくり、まずは自身のコンディション調整に集中する意向を示した。