ドルトムントは、フランクフルトに所属する日本代表MF鎌田大地の獲得に関心を示しているようだ。ドイツメディア『SPORT1』が報じている。
1996年8月5日生まれの鎌田は現在26歳。2015年にサガン鳥栖でプロデビュー以降、着実にキャリアを歩んでいる鎌田はフランクフルト5年目のシーズンに臨んでいる。昨季はオリバー・グラスナー監督の下、ヨーロッパリーグ(EL)で5ゴール1アシストを記録し、同大会優勝の立役者となった。今季も鎌田の活躍はとどまる所を知らず、すでに公式戦20試合に出場し、12ゴールをマーク。チャンピオンズリーグでは3試合連続ゴールを決めて、決勝トーナメント進出に大きく貢献した。
そんな鎌田に対しては、セビージャやエヴァートンなどが獲得に関心を示していることが報じられてきたが、新たにドルトムントも加わるようだ。『SPORT1』のポッドキャスト『Die Dortmund-Woche』よると、ドルトムントは鎌田大地を補強候補者リストの上位に据えており、熱視線を送っているという。また、「ドルトムントは鎌田に接触し、すでに緩やかなコンタクトをとっていると言われている」と報じている。
その一方で、フランクフルトは鎌田との契約延長を目指している模様。現行契約は来夏で満了を迎えるため、一刻も早く新契約を締結したいと考えているものの、交渉は滞っているという。同紙は、ドルトムントのような財政力のあるクラブと比較すると、CL出場による収入があるにも関わらず、限界が見えていることが要因のひとつと指摘している。
今夏は、グラスナー監督の説得により残留することとなった鎌田だが、来夏の移籍市場ではどのような結末を迎えるのか。仮に、フランクフルト退団を決断すれば、ラ・リーガ、プレミアリーグ、ブンデスリーガを巻き込む“争奪戦”へと発展するだろう。