エレクトロニック・アーツ(EA)スポーツは8日、同社が開発するサッカーゲーム『FIFA 23』でFIFAワールドカップカタール2022のシミュレーションを実施し、アルゼンチン代表が優勝すると予測したことを発表した。
カタールW杯開幕を11月20日に控え、『FIFA 23』では11月10日から『FIFA World Cup 2022』モードが搭載される。これにより、『FIFA 23』では予選を勝ち抜いた32カ国を用いて開幕から決勝まで全試合がプレイ可能になるほか、グループリーグのチームを変更したりするなど、トーナメント体験をカスタマイズすることもできるようになる。
このW杯モード搭載を前に、EAスポーツは『FIFA 23』でカタールW杯のシミュレーションを実施。グループステージから決勝まで64試合すべてをプレイした結果、決勝はアルゼンチン代表とブラジル代表の南米対決になり、アルゼンチン代表が優勝すると予想された。
さらに、7試合で8ゴールを記録したアルゼンチン代表のリオネル・メッシがゴールデンブーツ賞(得点王)に輝いたほか、ゴールデングローブ賞(最優秀GK)はアルゼンチン代表のエミリアーノ・マルティネスとブラジル代表のアリソン、ポルトガル代表のルイ・パトリシオ、クロアチア代表のドミニク・リヴァコヴィッチの4選手が並んだものの、最も勝ち進んだE・マルティネスが獲得したという。
また、決勝トーナメントに進むのはグループAがオランダ代表とセネガル代表、グループBがアメリカ代表とイングランド代表、グループCがアルゼンチン代表とポーランド代表、グループDがデンマーク代表とフランス代表、グループEがスペイン代表とドイツ代表、グループFがクロアチア代表とベルギー代表、グループGがスイス代表とブラジル代表、グループHが韓国代表とポルトガル代表となり、グループEの日本代表はグループステージ敗退という予想となった。
なお、これまでの『FIFA』シリーズでのW杯シミュレーションは2010年大会のスペイン代表、2014年大会のドイツ代表、2018年大会のフランス代表と3大会連続でW杯優勝チームをすべて的中させている。
それでも、大手メディア『ESPN』は2014年大会では決勝まで進むと予想されたブラジル代表が準決勝でドイツ代表に1-7で敗れたほか、同じく2014年大会では前回大会優勝のスペイン代表が3位決定戦でポルトガル代表を3-1で下すと予想されたものの、どちらもグループステージ敗退に終わることもあったことを伝えている。
開幕が近づいてきたカタールW杯だが、果たして『FIFA』シリーズによる優勝予想は4大会連続で的中するのだろうか。