英紙はホワイトの代表招集に太鼓判を押している
ガレス・サウスゲイト監督率いるイングランド代表は10日にメンバー発表を控えている。所属クラブでのアクシデントもあってすでに本戦に出場できない選手がおり、サウスゲイト監督は離脱中のリース・ジェイムズにメンバーには入れられないと伝えたようだ。
サイドバックが豊富なイングランド代表だが、カイル・ウォーカーも本戦に間に合うかどうか怪しい選手の一人だ。マンチェスター・シティでは現在1ヵ月近くメンバー入りしておらず、チェルシーとのカラバオカップのメンバーにも選ばれていない。
ジェイムズ、ウォーカーを招集できないとなるとメンバーは限られてくる。キーラン・トリッピアーは確定としても残り一枠をどう使うのか。
英『The Guardian』はアーセナルのベン・ホワイトを右SBとしてカタールに連れて行くべきだと主張している。
ホワイトはセンターバック、3バックの一角、右SBと複数のポジションをこなせるユーティリティ性を持っており、今季は冨安健洋の負傷もあって右SBでの起用が増えている。ビルドアップ、アタッキングサードでの攻撃とチームに大きく貢献しており、リーグ戦では全13試合に出場して2アシストを記録している。
イングランド代表は[4-3-3]と[3-4-3]を使い分けるチームで、ホワイトは4バックなら右SBとCB、3バックの一角でプレイでき、監督として使いやすい選手だ。前述したようにビルドアップでの貢献とアタッキングサードでの攻撃力は悪くなく、守備でも弱さを見せない。タックル成功数27回はウィリアム・サリバを抜いてアーセナルトップの数字である。
しかし致命的なのはイングランド代表としてのキャップ数であり、わずか4試合しかない。サウスゲイト監督は代表での実績を最も信用する指揮官であり、新顔を頼ることはない。
「サウスゲイト監督がW杯でホワイトを使わない手はない」
同メディアでのホワイトへの評価はとても高いが、どのような決断を下すことになるのだろうか(データは『SofaScore』より)。