ボーフムに所属している日本代表FW浅野拓磨が、チームのトレーニングに合流した。

 昨季ボーフムの主力として活躍を続けた浅野は、今季に入ってからも定位置の座を確保。7月30日に行われたDFBポカール1回戦のヴィクトリア・ベルリン(4部)で公式戦初ゴールを挙げると、その後もブンデスリーガ開幕から6試合連続でスタメン出場を飾った。しかし、9月10日に行われた第6節シャルケ戦で負傷。開始わずか4分でピッチを後にしており、精密検査の結果「右ひざ内側じん帯断裂」と診断された。保存療法を選択した浅野は、数週間の離脱を強いられることが決定。以降はおよそ2カ月もの間ピッチから遠ざかっていた。

 浅野は10日に自身の公式Instagram(@asatakugram)を更新。「28歳の誕生日にチーム全体のトレーニングに合流でき、新たなスタートとしては良い日になりました」と綴り、自身28歳の誕生日にボーフムのトレーニングに合流したことを明かした。

 また、ボーフムを率いるトーマス・レッシュ監督は「タクがチームに戻って来られたのはチームにとって明るいニュースだ。今後はチーム内競争を激化させれくれるだろう」とコメント。12日にはブンデスリーガ第15節アウクスブルク戦を控えているが、「タクは長い間離脱していた。彼を連れて行くべきかどうか、明日のトレーニングを見て最終的な判断を下したい」と話しており、日本代表への合流前に公式戦のピッチに立つ可能性を否定しなかった。

 浅野は負傷による離脱を強いられていたものの、1日に発表されたFIFAワールドカップカタール2022に臨む日本代表メンバーには名を連ねた。初陣のドイツ代表戦までは2週間を切っているが、残りわずかな期間でコンディションを上げ、できる限り良い状態でワールドカップに向かえるだろうか。

【投稿】浅野、28歳の誕生日にトレーニング復帰を報告