FIFAワールドカップカタール2022に臨むドイツ代表メンバーから外れたドルトムントに所属するFWマルコ・ロイスが心境を明かした。11日、ドイツメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 現在33歳のロイスは、今シーズンここまで公式戦12試合の出場で3ゴール4アシストを記録。9月に行われるUEFAネーションズリーグ(UNL)に臨むドイツ代表メンバーにも選出されていたが、負傷により欠場していた。

 これまで2014年のブラジルW杯やEURO2016、EURO2020など代表の主要大会を負傷により欠場を余儀なくされてきた同選手は、先日に再び足首を負傷した影響で8日に行われたブンデスリーガ第14節ヴォルフスブルク戦(0-2で敗戦)はメンバー外となっていた。

 そんななか、10日にドイツサッカー連盟(DFB)はカタールW杯に臨むドイツ代表メンバーを発表。しかし、ロイスはメンバーには選出されず、再び無念の欠場となった。選外となった同選手は自身の公式インスタグラムを更新し、次のように胸中を明かした。

「こんにちは。すでに知っている人も多いように、僕はワールドカップに行くことができない。日曜日のトレーニングで再び負傷した後、ここ数日間、ワールドカップ出場のために可能な限り努力した。しかし、足首の負傷でワールドカップには間に合わなかった。この数週間、僕を助けるために全てを捧げてくれた全ての人に感謝する。また、ナショナルチームのハンジ・フリック監督、チームドクターのヨッヘン・ハーネにも感謝をする」

「より素敵なニュースを届けたかったが、不十分だった。もう変えることはできない。そして、それはみんなで受け入れなければならない。残念ながら、僕の大きな夢は破れてしまった。今、僕はカタールでのドイツ代表チームが大きな成功を収めることを願っている。家で祈っているよ。ピッチでまた会おう!」

 また、ドイツ代表を率いるハンジ・フリック監督は「彼には感謝していることを何度も伝えた。彼のプレーはチームにとって最高のものだからね。彼がいなくて寂しいよ」とロイスへの想いを語っている。