38歳のチアゴ・シウバと39歳のD・アウベスを同時起用するか

ブラジル代表で109試合に出場してきたDFチアゴ・シウバは、今でも最終ラインの中心メンバーだ。先発するゲームではキャプテンマークを巻くことが多く、南米予選からブラジルではチアゴ・シウバか39歳のダニエウ・アウベスがキャプテンを担当してきた。

チアゴ・シウバは今回のカタール大会でもメンバーに入っているが、米『ESPN』は不安要素もあると指摘する。

それは38歳とベテランになったことによるスピード低下だ。チアゴ・シウバはクレバーなセンターバックで、読みの鋭さでスペースを確実に潰してくるセンターバックだ。183cmとセンターバックとしては小柄だが、それが目立たないのも読みの鋭さがあればこそだ。

スピードの部分も読みの鋭さでカバーできるはずだが、同メディアはチェルシーが3バックを採用している点に注目している。ブラジル代表の方は4バックがメインとなっているため、センターバックの役割も変わってくる。チェルシーで3バックのセンターに慣れているため、4バック対応に問題が生じるのではないかと危惧されているのだ。

加えてブラジルではレアル・マドリードDFエデル・ミリトンが成長しており、他にもパリ・サンジェルマンのマルキーニョス、ユヴェントスのブレーメルら実力あるセンターバックがメンバーに入っている。特にミリトンの成長は大きく、ミリトン&マルキーニョスでセンターバックを組むプランもある。

また今回は39歳のダニエウ・アウベスもメンバーに入っており、38歳のチアゴ・シウバと同時起用するのかも気になる点だ。両者とも経験値は抜群だが、身体能力のピークは過ぎたとも考えられる。右サイドバックでアウベスを起用するなら、センターバックは機動性を考えてマルキーニョスとミリトンを起用してもいいかもしれない。

チアゴ・シウバとアウベスにとって今大会は集大成だが、代表監督チッチはその経験値に賭けるのか。センターバックに関してはタレントが揃っているだけに、ここの起用法も注目ポイントとなりそうだ。