サウジアラビアサッカー連盟(SAFF)は13日、カタール・ワールドカップ(W杯)に臨む同国代表のメンバー変更を発表した。

エルヴェ・ルナール監督は11日に本大会に臨む同国代表メンバー26名を発表。しかし、FWファハド・アル・ムワラド(アル・シャハブ)を招集メンバーから外し、MFナウフ・アル・アビド(アル・シャハブ)を代替招集することを新たに発表した。

アル・ムワラド(写真)に関しては以前の検査で他の禁止薬物の存在を隠すための薬物に含まれるフロセミドの陽性反応を示したとして、今年3月に世界ドーピング防止機構(WADA)から18カ月の出場禁止処分を科されていた。

ただ、サウジアラビアの仲裁機関が判決を減刑したため、当初はW杯でプレー可能と目され、ルナール監督は招集を決断。だが、SAFFはスポーツ仲裁裁判所による控訴を引用し、法務部門と弁護士に相談した後、最終的に予防措置としてアル・ムワラドの除外を決定した。

2大会連続6度目の出場となるサウジアラビアはグループCに入り、アルゼンチン代表、メキシコ代表、ポーランド代表と対戦する。