ブラジル代表DFダニエウ・アウヴェス(UNAMプーマス/メキシコ)が、非政府組織(NGO)から600万レアル(約1億6,000万円)を受け取ったとしてブラジル連邦検察庁の調査を受けている模様だ。13日、ブラジルメディア『ge.globo』が報じている。
現在39歳のD・アウヴェスは、今月20日から12月18日にかけて開催されるFIFAワールドカップカタール2022に臨むブラジル代表メンバーに含まれている。『ge.globo』によると、D・アウヴェスは母国・ブラジルのNGOとの間で金銭の授受があったと疑われている模様。ブラジル連邦検察庁は、同選手が特定の要件をすべて満たしていないNGOから600万レアルを受け取ったとして、調査を進めているという。
また、同メディアによれば、D・アウヴェスは母国にバスケットボールを普及させるためにNGOを設立しようと試みた際、設立の代わりに既存のNGOを買収したとされている。ブラジルの法律では、政府の資金を受け取るためにはNGOが少なくとも3年間存在していなければならないと規定されており、D・アウヴェスのNGOはこの規定を満たしていないという。
さらに『ge.globo』は、ブラジル代表の名前を冠している当該NGOは、数年前にブラジルサッカー連盟(CBF)で横領の罪で起訴されたマウリシオ・カルロス氏が主宰していると伝えている。