【プレミアリーグ】マンチェスター・シティ1-2ブレントフォード(日本時間11月12日/エティハド・スタジアム)

 ゴール裏の観客がみんな揃ってパンチングする珍事が起きた。プレミアリーグの屈強な選手が放ったシュートは枠外に外れ、お客さん目掛けて一直線。頭を抱えて守る者をよそに、その多くは勇敢にボールに立ち向かって、「キーパーめっちゃいる」好セーブを見せた。

【映像】勇敢なゴール裏サポが見せた観客パンチング

 ゴール裏に“勇敢なたくさんのゴールキーパー”が現れたのは、試合がアディショナルタイムに突入した92分のことだった。ブレントフォードに1点を先行されていたマンチェスター・シティのスイス代表DFマヌエル・アカンジが放ったシュートが枠を捉えきれずにゴール裏へと飛んでいく。すると、シティサポーターたちがボールを一斉にパンチングしたのだ。

 アカンジのシュートを後ろから捉えたリプレイ映像をご覧いただきたい。強烈なシュートが向かってきた瞬間、サポーターの様々な挙動を見て取れる。まるでゴールが決まったかのように両手を突き上げる者、頭を抱えてその身を守る者、ボールに正対して守護神のようにボールをキャッチしにいく者、そしてパンチングで防ごうとする者。勇敢なGKが7、8人はいるだろうか。ABEMAの実況・小林惇希氏は「ボールを触りにいくサポーターと頭を抱えるサポーターが混同していて面白かったですね」とその珍妙な光景を伝えた。

 視聴者も反応し、「ナイスキーパー」「バレーボールすな」「キーパーめっちゃいる」「レシーブうまいな」などサポーターの行動を様々なコメントで面白がった。

 シティのサポーターが見せた“観客パンチング”は見事だったが、チームは最後まで追加点を奪うことができないまま試合は終了。今季ホームで無敗を誇っていたが、痛恨の一敗を喫すると共に、首位アーセナルから遅れを取る結果となってしまった。

(ABEMA/プレミアリーグ)