【プレミアリーグ】リーズ0-1アーセナル(日本時間10月16日/エランド・ロード)
23秒間にわたって繰り広げられたアーセナルの美しいパス回し。その間に10本ものパスを繋ぎ、最後の5本は全てダイレクト。相手のプレスを無効化する圧倒的なビルドアップに視聴者が「アーセナルのパスサッカーが戻ってきた」とため息を漏らす場面があった。
注目のシーンは、スコアレスで迎えた30分。左サイドに入った日本代表DF冨安健洋のパスから始まった。ボールはブラジル代表DFガブリエウ、フランス代表DFサリバ、イングランド代表DFホワイトと、ディフェンスラインを一周すると、そこから一気に攻撃のスイッチが入る。
左サイドを降りてきたイングランド代表サカ、ハーフウェイラインまで下がってきたブラジル代表FWジェズス、そして敵陣のノルウェー代表MFウーデゴールの3人が、相手選手の間をうまく使ったパス回しでプレスを回避。さらに、ウーデゴール、ジェズス、ガーナ代表MFトーマス、スイス代表MFジャカと全てダイレクトで繋ぎ、最後は飛び出したジェズスへとボールが通った。
惜しくもジェズスは倒されて決定機とはならなかったが、流れるような美しいパス回しにABEMAのコメント欄には「これはうまい」「気持ちいい」「うますぎだろ」といったコメントが並んだ。
この試合で解説を務めた林陵平氏も「いや~素晴らしいプレス回避でしたね。ダイレクトが続きました。常に周りの選手がどこにいるかを共有できている。個人の認知能力も高いのでここまでいけますよね」と大絶賛となった。
なお、試合は35分にサカのスーパーゴールが決まりアーセナルが先制。後半はリーズに押し込まれる場面が増えたもののなんとか逃げ切り、プレミアリーグ首位をキープしている。
(ABEMA/プレミアリーグ)