ブンデスリーガ第14節、シュトゥットガルト対ヘルタ・ベルリンの試合で、相手と激しく衝突し脳震盪を起こしたシュトゥットガルトの遠藤航が、カタールワールドカップに臨む日本代表チームに合流した。シュトゥットガルトが公式ツイッターを通じて明かしている。
事の発端は、現地時間8日に行われたヘルタ戦だった。77分、クリアしようとした遠藤の後頭部に、競り合ったヘルタのイバン・シュニッチの頭が激しく衝突し、遠藤がその場に倒れ込むアクシデントが発生。遠藤は目を閉じて、うつろな表情のまま起きあがろうとする素振りを見せるも、そのままピッチに倒れ込む。
すぐさまチームメイトが駆け寄って横向きにして、舌が落ち込まないように気道の確保と、意識があるかどうかを確認した。脳震盪により治療を受けた後、担架でピッチの外に運ばれている。遠藤はアタカン・カラソルと交代することになった。一時的に意識を失い、重度の脳震盪の疑いもあったが、脳の異常や頭蓋骨の損傷はなく、その後順調に回復している。
そして今回、シュトゥットガルトが公式ツイッターを通じて「脳震盪から順調に回復したシュトゥットガルトのキャプテンは、今日も検査を受け、日本代表へ合流するため飛ぶ準備が出来た」と述べ、遠藤がカタールワールドカップでプレー可能であることを明かした。