カタールでゴールを奪えるか
ワールドカップ・カタール大会に出場するブラジル代表のメンバーが先日発表された。
注目はネイマール含む9人のFWであり、アントニー、ガブリエウ・ジェズス、ガブリエウ・マルティネッリ、ペドロ、ハフィーニャ、リシャルリソン、ロドリゴ、ヴィニシウス・ジュニオールが招集された。リヴァプールのロベルト・フィルミーノが招集外になるほどの選手層であり、チッチ監督はこのアタッカーをどのように操っていくのか。
この中で気になるのは唯一の国内組であるフラメンゴのFWペドロだ。
25歳のアタッカーで、以前フルミネンセからフィオレンティーナに移籍している。しかしセリエAの水が合わなかったのか、リーグ戦での先発はなくレンタルでブラジルに戻っている。その後完全移籍でフラメンゴに加わり、今季は11ゴール3アシストと素晴らしい数字を残した。
ブラジル代表でのキャップ数は2試合しかなく、9月の代表ウィークは久しぶりの招集となった。チュニジア戦でゴールを決めており、そこでの活躍がW杯行きを決めたのだろう。
サイドアタッカーよりのFWが多いブラジル代表では珍しい正統派のセンターフォワードで、185cmの長身を武器に前線で時間を作ることができる。ポストプレイを得意としており、そこからのパスやドリブルでボールを運ぶ。足元の技術もあり、終盤に投入されれば相手の脅威となる。
現在はブラジルでプレイするペドロだが、英『HITC』によると、プレミアリーグのリーズ・ユナイテッドが獲得に興味を示しているようだ。同メディアではペドロを新たなパトリック・バンフォードと呼んでおり、活躍を期待している。バンフォードは能力のあるストライカーだが、いかんせん怪我が多くシーズンを通して計算できない。今季もリーグ戦で429分しかプレイしておらず、代役となれるサイズのあるCFが欲しい。
一度目の欧州挑戦は失敗に終わったペドロだが、再び欧州にやってくることになるのだろうか。