11月20日、フットボール界における4年に1度の祭典、ワールドカップがカタールの地で遂に開幕する。約1カ月の激闘をより深く、より楽しむべく、超ワールドサッカー編集部が出場国32カ国ガイドを作成。1カ国目は、開催国のカタール代表を紹介する。
【写真】カタールのW杯用ユニフォーム、ホームは国旗を、アウェイは美しい海岸線をイメージ
◆カタール代表
監督:フェリックス・サンチェス
主将:サード・アル・シーブ
予選成績:免除
W杯出場数:初
W杯最高位:初出場
FIFAランク:50位
◆日本を破ってアジア王者に
Getty Images
2019年アジアカップで日本代表を下し、アジア王者となったカタールが初のW杯に挑む。国内リーグでは以前より豊富な資金を元に、アル・サッドやアル・ガラファ、アル・ドゥハイルといったクラブがアジアで結果を残していたが、代表レベルでも結果が出始めている。
2017年から指揮を執るフェリックス・サンチェス監督の下、国家プロジェクトも相まって優秀な若手選手が排出されてきている近年のカタール。今年に入ってからの親善試合でもチリやスロベニアに引き分け、ブルガリアやアルバニアには勝利と、中堅国相手に結果を残している。ホーム開催ということもあり、決勝トーナメント進出の番狂わせも夢ではないかもしれない。
システムは3バックをベースに、守備時には5バックを形成するカウンタースタイル。強みは何と言っても2019年アジアカップで得点王となったFWアルモエズ・アリの得点力だ。大会新記録となる9ゴールをマークして一躍アジア全土にその名を知らしめたアタッカーは、万能型のストライカー。しなやかな身のこなしから鋭いシュートを決めきる能力を持つワールドクラスのFWで、初出場のカタールを牽引する存在となるだろう。
◆超WS的注目プレーヤー
FWアルモエズ・アリ(アル・ドゥハイル)
Getty Images
カタールの注目選手はやはり2019年アジアカップMVPのルモエズ・アリだ。同大会で10アシストを記録したFWアクラム・アフィフとのホットラインは強烈。開催国カタールの浮沈は彼の得点力に懸かっている。
◆登録メンバー
GK
1.サード・アル・シーブ(アル・サッド)
21.ユセフ・ハッサン(アル・ガラファ)
22.メシャール・バルシャム(アル・サッド)
DF
2.ロー・ロー(アル・サッド)
3.アブデルカリム・ハッサン(アル・サッド)
5.タレク・サルマン(アル・サッド)
13.ムサブ・ヘデル(アル・サッド)
14.ホマム・アルアミン・アフメド(アル・ガラファ)
15.バッサム・アル・ラウィ(アル・ドゥハイル)
16.ブアレム・フヒ(アル・サッド)
17.イスマイール・モハンマド(アル・ドゥハイル)
25.ジャッセム・ガベル(アル・アラビ)
MF
4.モハンメド・ワード(アル・サッド)
6.アブドゥルアジズ・ハテム(アル・ラーヤン)
8.アリ・アサダラー・アサド(アル・サッド)
12.カリム・ブディアフ(アル・ドゥハイル)
20.サレム・アル・ハジリ(アル・サッド)
23.アッシム・マディボ(アル・ドゥハイル)
26.モスタファ・タレク(アル・サッド)
FW
7.アフメド・アラーエルディン(アル・ガラファ)
9.モハンメド・ムンタリ(アル・ドゥハイル)
10.ハッサン・アル・ハイドス(アル・サッド)
11.アクラム・アフィフ(アル・サッド)
18.ハリド・ムニール(アル・ワクラ)
19.アルモエズ・アリ(アル・ドゥハイル)
24.ナイフ・アル・ハドフラミ(アル・ラーヤン)
◆グループステージ日程
▽11/20
《25:00》
vsエクアドル代表
@アル・ベイト・スタジアム
▽11/25
《25:00》
vsセネガル代表
@アル・トゥマーマ・スタジアム
▽11/29
《24:00》
vsオランダ代表
@アル・ベイト・スタジアム【写真】カタールのW杯用ユニフォーム、ホームは国旗を、アウェイは美しい海岸線をイメージ