日本代表は11月17日、UAEのアルマクトゥーム・スタジアムで行なわれたカタール・ワールドカップ前最後のテストマッチでカナダ代表と対戦。先制しながらも2点を奪われ、1-2で敗れた。
逆転勝利を収めたカナダ代表の戦いぶりを、現地公共放送『CBC Sports』は高く評価。「カタール大会前の最後の調整試合で日本に土壇場で勝利。これにより、彼らは絶好調でW杯に挑むことができる」と喜びを表わしている。
「フットボールは経験がモノをいう。日本は7大会連続でワールドカップに出場する。一方、カナダは36年ぶりの出場だ。ハンデは明らかだった。良いチーム、良い選手は、不安や不確実性、弱点をかぎ分けることができる。日本は8分間でその特技を発揮した。だが、カナダもそれで終わらず、自分たちの強みがあることを証明して見せた一戦だった」
また、勝ち越し点となったPKのシーンについては「運が我々に味方した。日本のDFのミスからPKを獲得し、ルーカス・カバリーニがキッカーを務めた。PKでは、相手GKが不用意なパネンカに反応しつつも倒れたことでボールがグローブから逸れ、落ちたのはラッキーだった」と綴っている。
【PHOTO】ドバイのアル・マクトゥーム・スタジアムに駆け付けた日本代表サポーター!
さらに、カタールW杯のグループFで対戦するベルギー、クロアチア、モロッコと日本を比較して、このように綴っている。
「この先に対戦するベルギーとクロアチアは、あらゆる点で優れている。日本がやりきれなかったプレーをほぼ間違いなくやり遂げるだろう。だが、この日本戦を経て、カナダの刺激的な男たちが大会を楽しむという心の余裕を生んだことは確かだ。そしてそれは、いずれ運を呼び込む強力な要素になり得る」
カナダ代表は36年ぶりの大舞台に向けて、森保ジャパンとの対戦ですっかり自信をつけたようだ。本大会での躍進に期待がかかる。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部