ポルトガル代表の選手・監督が、FIFAワールドカップカタール2022開幕前最後の強化試合となったナイジェリア戦を振り返った。17日、ポルトガルサッカー連盟(FPF)の公式サイトがコメントを伝えている。
W杯本戦に向けて調整を進めるポルトガル代表は、現地時間17日にナイジェリア代表との強化試合を実施。FWクリスティアーノ・ロナウド(マンチェスター・U/イングランド)は体調不良により欠場となったが、MFブルーノ・フェルナンデス(マンチェスター・U/イングランド)やFWジョアン・フェリックス(アトレティコ・マドリード/スペイン)ら豪華なメンバーがスタメンに名を連ねた。
ポルトガルは9分にB・フェルナンデスのゴールで先制すると、35分にも同選手がPKで追加点をマーク。82分にはFWゴンサロ・ラモス(ベンフィカ)が代表初ゴールをマークし、84分にはMFジョアン・マリオ(ベンフィカ)がダメ押し弾。ナイジェリアを全く寄せ付けず、4-0の大勝を飾った。
2得点で勝利に貢献したB・フェルナンデスは「非常に完成度の高い試合だった。ボールを保持し、ゲームをコントロールし、チャンスを生かすことが出来たよ。守備も非常に良かった。いくつか相手にチャンスを与えてしまったが、DFとルイ・パトリシオ(GK)の状態も良かった」とチームパフォーマンスへの手応えを口にした。
また、フル出場を果たしたJ・フェリックスも「素晴らしい試合が出来た。チームは常に集中していたし、攻守ともに非常に良かったと思っているよ。W杯の初戦でもこのような試合ができると良いね。自分がプレーするか、他の誰かがプレーするかに関わらず、みんなのためのW杯だ。僕たちは素晴らしいグループだよ。全員が世界最高のチームでプレーしているからね」とコメントし、チーム状態への自信を口にしている。
チームを率いるフェルナンド・サントス監督は「いくつかの改善点はあるが、非常にポジティブで良い試合だった。全体としては素晴らしかったと思うよ」と試合を振り返りつつ、「我々は地に足を付け、野心を持ってカタールに向かう。全てのポルトガル人に大きな喜びをもたらしたいと考えている。もし、我々が今日のような完全に集中したレベルでのプレーを続ければ、ミスを犯すようなことはないだろう」と意気込みを示した。
ポルトガル代表はW杯本戦ではグループHに入っており、24日にガーナ代表と、28日にウルグアイ代表と、12月2日に韓国代表と対戦する。