シティでより存在感を増しているフォーデン

イングランド代表における攻撃のキーマンとして、カタールW杯での活躍が期待される22歳のFWフィル・フォーデン。所属するマンチェスター・シティでは好調を維持しているが、代表にもその流れを持ち込むことができるか。
 
今季はここまで公式戦20試合に出場し、8ゴール5アシストという好成績を残しているフォーデン。イングランド代表でも、9月下旬に行われたUEFAネイションズリーグの2試合で先発出場を果たしており、カタールW杯でも主力として戦うことが予想される。
 
しかし、フォーデンのイングランド代表での成績は、ここまで18試合2ゴールに留まっており、シティで見せているほどの得点力を発揮することができていない。英『Daily Mail』によれば、フォーデン自身もそのことを自覚しているようで、ビッグマッチでゴールを決めたいという意欲を明らかにしている。
 
「(代表でのプレイに満足しているか問われ)全く満足していない」
 
「間違いなくもっとたくさんゴールを決めるべきだった。僕はまだ学び続けているし、グループの選手たちについてもまだ理解を深めている最中だ。このW杯が自分にとって良いものであることを望んでいるし、ゴールをもたらすことができればと思っている」
 
「自分がワールドクラスだとは決して思っていない。ワールドクラスになるには、ビッグゲームやビッグファイナルでゴールを決めなければならない。自分にはそれができると思っているし、それを目指している」
 
「リオネル・メッシやキリアン・ムバッペ、クリスティアーノ・ロナウドといった選手たちは、今の僕よりずっと上のレベルにいる。いつかはそのレベルに到達できると思いたい」
 
メッシやロナウドが大舞台で決めてきたゴールは数知れず。フォーデンと共に今後のサッカー界を盛り上げていくであろうムバッペも、前回のロシアW杯で印象的なパフォーマンスを披露。
 
4-3の激闘が繰り広げられたアルゼンチンとの決勝トーナメント1回戦では2ゴールの活躍でチームを勝利に導き、クロアチアとの決勝戦ではダメ押しの4ゴール目をゲット。フランス代表の優勝に大きく貢献し、一躍世界のトップに躍り出た。
 
現時点でもフォーデンが世界屈指の若手アタッカーであることに疑いの余地はないが、今回のW杯での活躍次第では、ムバッペクラスの評価を手に入れることも十分に可能なはずだ。