フランクフルトに所属する元日本代表MF長谷部誠が、19日に行われた『ブンデスリーガジャパンツアー2022 powered by スカパーJSAT』ガンバ大阪戦を振り返った。
16日の浦和レッズ戦では2-4の敗戦を喫したフランクフルト。日本の環境にも慣れて序盤から強度高く仕掛け、38分にトゥータがミドルシュートを突き刺して先制する。後半途中からは若手も多く起用したことでプレスの練度が落ち、81分に山見大登にPKを決められてG大阪に追いつかれる。87分には山本悠樹に突破からのミドルシュートを許して逆転され、日本ツアーは2連敗に終わった。
74分から途中出場した長谷部は試合を振り返り、「ガンバさんも非常にテクニックある。最初から最後まで、90分間インテンシティ高い試合をしてくれました。自分たちも60分くらいまではいいゲームができたと思います。若い選手、僕が出て少しリズムが崩れたかなとは思うんですけど(笑)。1試合目、浦和戦よりはいいサッカーが見せれたと思います」とコメント。G大阪の健闘を称えた。
長谷部は『パナソニックスタジアム吹田』の雰囲気にも言及。「ベンチの他の選手とも話したんですけど、90分間通してガンバサポーターは歌い続けていますし、そのことにチームメイトもびっくりしていた。コロナ禍ですけど、スタジアムの雰囲気を作ってくれたことに非常に感謝したいです」と、観戦に訪れた相手サポーターに対する感謝の言葉を口にした。
13日にリーグ戦を終えてからの弾丸ツアーは、2連敗に終わった。長谷部も「実際日本に来て、時差、移動たくさんあって非常にタフなツアーだった」と認めつつ、「選手それぞれが様々なことを感じたと思います。サッカーの部分だけでなく、違う文化を体験し、日本人と接することでみんな日本人のことをリスペクトして素晴らしいと言ってくれている。チームにとってはすごく良い経験になったと思います」と、特にメンタル面で収穫のあるツアーだったと語った。
長谷部は最後にシーズン後半戦への意気込みを次のように示している。
「チームとしてはリーグ4位。来季のチャンピオンズリーグ出場権獲得をしっかり狙っていきたいです。チャンピオンズリーグもベスト16に進出している。ナポリは強豪ですけど叩きたいなと。個人的にはまずしっかりとケガを100パーセント直して、日本のサッカーファンに元気な姿を見せられるように頑張っていきたいです」
ブンデスリーガは2023年1月21日に再開し、フランクフルトは日本代表DF吉田麻也が所属するシャルケと対戦する。