アメリカ代表のグレッグ・バーホルター監督が19日、FIFAワールドカップカタール2022本大会に向けたインタビューに応じた。その様子をアメリカメディア『ESPN』が報じている。
ウェールズとのグループステージ第1戦を前に、バーホルター監督はチームに自信を持っており、インタビューの中でもその旨を語っている。
「最高の日には、世界のどこにでも勝てる。そう信じている。どこにでも、誰でも」
「ワールドカップ本大会でプレーすることは大きな名誉だが、ただの参加者にはなりたくない。(主役になれるような)パフォーマンスを発揮したい」
また、同監督はスニーカーマニアでも有名。ウェールズ戦で履く靴はまだ決めていないとしつつ、カタールに何足持っていくのかを問われると、「各試合1つずつ。全部で7足だ」と、躍進を狙っている旨の発言もしている(決勝戦までは、GS3試合と決勝トーナメント4試合で計7試合戦う)。
しかしながら、あくまでもまずはグループステージ突破がファーストステップであることも付け加えた。
「最初のステップはグループステージ突破だと思う。そして、次のステップは、ノックアウトラウンドで可能な限り最高の試合をし、どこまで行けるかを見ることだ」
アメリカ代表は、次回2026年大会の開催国の1つ(カナダ、メキシコと共催)。その大会に合わせた強化も進んでおり、セルジーニョ・デスト(ミラン)、ブレンデン・アーロンソン、タイラー・アダムズ(共にリーズ)、クリスティアン・プリシッチ(チェルシー)、ジョバンニ・レイナ(ドルトムント)などの有望な若手や、ユネス・ムサ(バレンシア)やティモシー・ウェア(リール)などといった二重国籍のプレーヤーを続々アメリカ代表に引き入れている。
次回への下地を作るだけでなく、ヤングパワーで躍進も期待されるアメリカ。8年ぶりに帰ってきた“星条旗”が、カタールの地でどのようなパフォーマンスを発揮するのか、注目だ。なお、本大会ではグループBに入り、日本時間22日にウェールズ、26日にイングランド、30日にイランと対戦。キックオフ時間は3試合とも4時の予定となっている。