現地時間11月20日にカタール・ワールドカップの開幕戦、カタール対エクアドルがアル・ホールのアル・バイト・スタジアムで開催。試合はエクアドルが2-0で勝利した。

 開始3分には、エクアドルがFKのチャンスからキャプテンのエネル・バレンシアがヘッドでネットを揺らす。大会第1号が決まったかに思われたが、VARの介入でオフサイドが認められ、ゴールは取り消しに。

 その後も試合を優位に進めたのはエクアドル。局面でインテンシティの高いプレーを披露し、カタールを押し込んでいく。

 そして15分、中央から切り崩してバレンシアがエリア内に侵入すると、敵GKサアド・アル・シーブに倒されてPKを獲得。これをバレンシア自ら決めて、エクアドルが先手を取る。

 さらに攻勢を強めるエクアドルは、31分に2点目をゲット。右サイドのクロスからバレンシアが強烈なヘディングシュートを突き刺す。

 ビハインドを背負ったカタールは、回数は少ないながらも敵陣にボールを運ぶ場面を作るが、堅守を誇るエクアドル守備陣の前に、思うようにフィニッシュに持ち込めない。
 
 前半終了間際には右サイドからの攻撃でアルムエズ・アリがビッグチャンスを迎えるも決め切れず。

 エクアドルの2点リードで突入した後半も、エクアドルがペースを握る。55分にはロマリオ・イバーラが決定機を得るが、これは相手GKのファインセーブに阻まれる。

 エクアドルは個々の高い技術を駆使し、良い距離感でテンポ良くボールを動かして局面を前に進める。相手の連動した攻撃にカタールも苦戦を強いられる。

 終盤も試合の構図は変わらず。優勢のエクアドルは3点目こそ奪えなかったが、2-0のままでゲームを終わらせ、幸先良く勝点3を手にした。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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