ロシア・ワールドカップ(W杯)で日本代表を率いた西野朗氏が当時を回想。森保一監督にエールも送った。

 カタールW杯開会式の直前に放送されたNHKの特別番組に出演した西野氏は、ロシアW杯の開幕約2か月前に監督に就任し、大会に臨んだ当時を振り返った。

「自分が就任して少なくとも、自分たちから行動を起こして、アグレッシブに戦うダイナミックなサッカーをしたいと選手たちにまず伝えました。70日間という短い間でしたけどそういう意識づけをしました」
 

 また、ラウンド16のベルギー戦(2-3)については、「あまり振り返りたくない」としつつ、こう語っている。

「自分の中で正直、ベルギーに対して2-0でリードして、後半残り30分を迎えることを想定してなかったです。『このまま行け』と中途半端な指示しか送れなかった。これが世界に近づいたのか、まだまだ距離があるのかは実感できませんでしたけど、今回あの続きをポジティブな形になるように見てみたいと思います」

 そして森保一監督には、「ロシアで帯同してもらって、自分の背中を見ていろんなことを感じてくれたと思います。おそらく(ロシアW杯)ベルギー戦の2-0でリードしていた時も、ポイチ(森保監督)であれば違うこともあったかもしれません。いろんな意味で彼はロシアでの経験を活かして戦ってくれると思います」とエールを送った。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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