プレミアリーグで活躍する選手が勢揃いのイングランド代表
21日にカタールW杯初戦を迎えるイングランド代表は、その試合をDFカイル・ウォーカーとMFジェイムズ・マディソン抜きで戦うことになりそうだ。
10月に手術を行い、そこから一度も試合に出場していないものの、大会中の復帰を見込まれてイングランド代表入りを果たしたウォーカー。DFリース・ジェイムズが負傷の影響でメンバー外となったこともあり、できる限り早くコンディションを整えることが求められている。
一方、2019年11月の初招集から3年ほど代表から遠ざかっていたマディソンは、レスター・シティでの活躍が認められ、滑り込みでカタール行きのチケットをゲット。ところがW杯前最後の試合となったウェストハム・ユナイテッド戦で負傷交代しており、その後の状態が懸念されている。
イングランド代表の初戦は21日のイラン戦となるが、英『Sky Sports』によれば、ウォーカーとマディソンの2人はこの一戦に間に合わない模様。代表指揮官のガレス・サウスゲイト監督はこのようにコメントしている。
「カイル・ウォーカーはこの試合にはわずかに間に合わないが、経過はとても良好だ。この時点で『これくらいだろう』と予想していた状態よりも、彼の状態は良い」
「ジェイムズは(カタールに)到着してからずっと練習できていないので、明日の試合(イラン戦)には出られないだろう」
ウォーカーとR・ジェイムズという2人の主力がいない右サイドにはやや不安もあるが、DFキーラン・トリッピアーやDFトレント・アレクサンダー・アーノルド、DFベン・ホワイトあたりが十分代わりを務められる。イングランド代表は各ポジションのタレントが豊富であり、やりようはいくらでもあるだろう。
大事な初戦に万全の態勢で挑むとはいかなかったイングランド代表だが、彼らが本気でW杯優勝を目指すのであれば、今回のイラン戦はウォーカーやマディソン抜きでもしっかりと勝たなければならないはずだ。