ドイツ守備陣にトラブルを与える可能性を指摘

 カタール大会・ワールドカップ(W杯)が開幕し、日本代表は11月23日にグループステージ初戦でドイツ代表と対戦する。元日本代表DF田中マルクス闘莉王氏は先発1トップに得点力に定評のあるMF鎌田大地(フランクフルト)の起用を提言。「ゼロトップ気味」戦術のもたらす大きなメリットも説いている。

 闘莉王氏のYouTubeチャンネル「闘莉王TV」最新回のテーマはドイツ戦に挑む森保ジャパンの先発イレブンだった。森保監督は1トップに前田大然(セルティック)を先発で起用すると予想しながらも、「1トップ鎌田選手ですよね」と今季ブンデスリーガ7得点の絶好調男を猛プッシュ。

「ノートップ(気味)になりつつあるが、相手が捕まえにきたらそのギャップが生まれる。そこが大きなチャンスになる。鎌田を入れることで、ギャップを作ることができる」と闘将は語り、鎌田のゼロトップ戦術がドイツ守備陣にトラブルを与える可能性を指摘している。

「(1トップの鎌田は)DFは(マークに)いけない、ボランチが戻れないぐらいの位置にポジションをとる。それはDFには困ること。DFが前に出たらギャップが開く。ギャップが開いたところに(伊東)純也と三笘(薫)が入ればチャンスになる」

 こう語った闘莉王氏はプライベートコミュニティ「闘莉王TVプロジェクト」をスタート。27日のW杯日本代表対コスタリカ戦では東京・渋谷でメンバー限定の視聴イベントも予定だ。歯に衣着せぬ発言で有名な闘将節だけに、大注目のイベントになりそうだ。(FOOTBALL ZONE編集部)