FIFAワールドカップカタール2022・グループC第1節が22日に行われ、メキシコ代表とポーランド代表が対戦した。
グループCでは、先に行われた試合でアルゼンチン代表がサウジアラビア代表に逆転負けを喫するまさかの幕開けに。混戦が予想されるなか、7大会連続ベスト16のメキシコ代表、36年ぶりの決勝トーナメント進出を目指すポーランド代表が、今後の行方を左右する勝ち点「3」をかけて激突した。
両チームともテンション高く試合に入り、球際での激しいバトルが繰り広げられる。ポーランド代表はボールを持った際にはロングパスを多用したダイレクトな攻めを行うが、なかなか前線にボールが収まらずシュートに持ち込めない。メキシコ代表の方が支配率で上回ってゴールに迫る場面を多く作るものの、チャンスを生かすことはできない。前半に得点は生まれず、スコアレスで折り返す。
後半も一進一退の攻防が続くなか、ポーランド代表は58分、ロベルト・レヴァンドフスキがペナルティエリア内で倒されてPKを獲得。エースは自らキッカーを務めると、ゴール右下を狙ったが、5大会連続参加の相手GKギジェルモ・オチョアにコースを読まれて止められてしまう。
会場の雰囲気が一気にヒートアップするなか、メキシコ代表は64分に決定機到来。エドソン・アルバレスがミドルシュートを打つと、射線に入ったエンリ・マルティンが頭ですらしてコースを変える。しかし、相手GKヴォイチェフ・シュチェスニーの好セーブに阻まれて得点には至らない。
終盤も両者ゴールを目指す姿勢を見せたが、ともに決定力を欠き、最後まで得点は生まれないままタイムアップ。勝ち点「1」ずつを分け合った。次節は26日に行われ、メキシコ代表はアルゼンチン代表、ポーランド代表はサウジアラビア代表と対戦する。
【スコア】
メキシコ代表 0-0 ポーランド代表
【スターティングメンバー】
メキシコ代表(4-3-3)
オチョア;ホルヘ・サンチェス、モンテス、モレノ、ガジャルド;エドソン・アルバレス、エレーラ(71分 カルロス・ロドリゲス)、チャベス;ロサノ、マルティン(71分 ヒメネス)、ベガ(84分 アントゥナ)
ポーランド代表(4-2-3-1)
シュチェスニー;キャッシュ、キヴィオル、グリク、ベレシンスキ;クリホヴィアク、シマンスキ;カミンスキ(72分 フランコフスキ)、ジエリンスキ(87分 ミリク)、ザレフスキ(HT ビエリク);レヴァンドフスキ