サウジアラビア代表は22日のFIFAワールドカップ・カタール大会のグループリーグ初戦で、FWリオネル・メッシ(パリ・サンジェルマン)を擁するアルゼンチン代表を撃破。カタールW杯優勝候補相手の大金星が脚光を浴びる中、かつて浦和レッズでプレーしていた元日本代表FW李忠成のSNS投稿にも注目が集まっている。
李忠成はサウジアラビア代表が0-1で迎えた前半終了間際に「密かにアジア勢のダークホースは◎はサウジだと思ってる。初戦の相手が悪すぎるけど頑張れサウジ!」と投稿。サウジアラビア代表の番狂わせに期待を寄せていた。
するとサウジアラビア代表は後半開始早々にFWサレー・アル・シェフリ(アル・ヒラル)のゴールで同点に追いつくと、その5分後にはMFサーレム・アッ=ドーサリー(アル・ヒラル)が勝ち越しゴールを奪取。アルゼンチン代表が一気に交代カードを切る中、李忠成は「あらら。やっぱサウジ良いな。サウジがDFラインをあそこまで高く保てるのがこの試合の肝。ゴールも素晴らしかったけど、DF陣のメンタルが素晴らしい」とサウジアラビア代表守備陣の奮闘ぶりを分析する。
そしてサウジアラビア代表は終盤に入って防戦一方の展開となる中、負傷者を出しながらも時間を稼いで2-1と勝利。李忠成は試合後に「おめでとうサウジアラビア! ACLで浦和レッズとサウジのクラブが戦ってる姿を見た時にやると思ったけど、やりましたね!」と綴っている。
またサウジアラビア代表は国内組のみで構成されているほか、アル・シェフリをはじめ多くのアル・ヒラル所属選手がメンバー入り。アル・ヒラルがAFCチャンピオンズリーグ(ACL)で浦和レッズと対戦するだけに「浦和レッズはこのメンバーと対戦するのか…」、「恐ろしい」、「浦和レッズはボコボコにされるかも…」といったコメントが数多く投稿。一時「ACL」、「浦和サポ」がトレンド入りしていた。
李忠成はW杯出場経験こそないものの、2011年のAFCアジアカップ決勝・オーストラリア戦で値千金の決勝ゴールをマーク。2017年には浦和レッズの一員として決勝でアル・ヒラルと対戦。2試合ともにベンチ外となったが、浦和レッズが2試合合計スコア2-1で優勝を成し遂げていた。