サッカー日本代表は23日にFIFAワールドカップカタール2022(カタールW杯)グループリーグのドイツ戦を控える中、報道陣にむけて一部の前日練習を公開。現地記者がその様子をリポートする。
選手たちは短時間のウォームアップを行うと、2グループに分かれロンド(マーカー等で囲まれたエリア内に、攻撃側と守備側の選手が立ち、ボールを取られないようにパスを回す練習のこと)を実施。鋭いパススキルを披露。森保一監督が見守る中、選手たちは良いムードで練習メニューを消化。ドイツ戦にむけて完全に集中していた様子が見受けられた。
この日はサウジアラビア代表がアルゼンチン代表を2-1で撃破。アジア勢がカタールW杯優勝候補を相手に大金星をあげたこともあり、日本代表にも世界を驚かすようなプレーや結果が期待されている。
ドイツ戦前日練習には100人以上の記者が参加。ミックスゾーン(スタジアムや練習施設で記者が選手にインタビューするために設けられたエリア)ではMF久保建英(レアル・ソシエダ)、GK権田修一(清水エスパルス)、DF谷口彰悟(川崎フロンターレ)、DF板倉滉(ボルシア・メンヒェングラートバッハ)、MF守田英正(スポルティングCP)、FW上田綺世(サークル・ブルッヘ)が記者の質問に答えていた。
日本代表の練習で最も興味深いことのひとつは、厳しい新型コロナウイルス感染対策が敷かれていることだ。記者にマスク着用が義務付けられているほか、各選手が自分の名前の入ったペットボトルのバッグを用意。他選手の飲み物が混同しないような工夫が施されていた。ちなみに他の代表チームの練習では、そのような予防対策は見受けられない。
(記者:ベーナム・ジャファルザデ)
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