FIFAワールドカップカタール・グループD第1節、フランス代表対オーストラリア代表が現地時間22日に行われ、4-1でフランス代表が勝利した。とどめを刺す4点目は、フランス代表の背番号10と背番号9の共演から生まれた。
70分のことだった。左サイドのタッチライン近くでボールを受けたキリアン・エムバペは、止まったところから急加速して縦に運ぶ。対峙した相手選手が必死についていくが、エムバペは一旦減速すると見せかけて再加速して縦に突破。左足で上げたクロスをゴール前でオリビエ・ジルーが合わせてゴールネットを揺らした。
両者の個人技術が光ったゴールだった。エムバペのスピードはもちろんのことだが、相手との間合いを計り、緩急を自在に操って縦に突破した。ゴール前で待ち構えるジルーは相手選手の死角に忍び込んでクロスを待ち構えた。ワールドクラスの技を持つ2人だからこそ生まれたゴールだった。