戦術変更が奏功、ドイツに2-1逆転

 ドイツ代表を相手に1点ビハインド。この状況でハーフタイムを迎えた森保一監督が、超攻撃的な選手交代を次々と行った。ハーフタイムにMF久保建英(レアル・ソシエダ)をDF冨安健洋(アーセナル)に代えて、3-4-2-1に布陣を変更したのがスタートだった。

 ここから後半12分にはDF長友佑都(FC東京)に代えて、MF三笘薫(ブライトン)を、FW前田大然(セルティック)に代えて、FW浅野拓磨(ボーフム)をピッチに送り出す。そして後半26分には、MF田中碧(デュッセルドルフ)を外し、MF堂安律(フライブルク)を入れ、最後の交代枠でDF酒井宏樹(浦和)に代えて、MF南野拓実(モナコ)を送り出した。

 出来上がった布陣は、板倉、吉田、冨安の3バックに、中盤の底にMF遠藤航(シュツットガルト)、MF鎌田大地(フランクフルト)、右ウイングバックがMF伊東純也(スタッド・ランス)、左に三笘、2シャドーに南野と堂安、1トップが浅野という超攻撃的なもの。

 この戦術変更が奏功する。圧倒的にドイツを押し込む日本は、後半30分にゴール前のこぼれ球を堂安が蹴り込み、同点に追いつく。さらに後半39分には浅野が速攻からゴールネットを突き刺してついにドイツを逆転した。

 これまでの4年間では見られなかったような超攻撃的采配でドイツを逆転した日本。残り5分とロスタイムを凌ぎ、初戦で勝ち点3を掴めるだろうか。(FOOTBALL ZONE編集部)