日本代表GK権田修一が、23日に行われたFIFAワールドカップカタール2022・グループE第1節ドイツ代表戦を振り返った。

 前半はドイツの攻撃を一方的に受ける形となり、33分にDFラインの背後を取られたところから権田が相手を倒してしまいPK献上。これをイルカイ・ギュンドアンに決められ、日本代表は追いかける展開となる。それでも、後半のシステム変更が功を奏し、途中出場の堂安律と浅野拓磨のゴールで逆転に成功。終盤はドイツのパワープレーを耐え凌ぎ、2-1で白星スタートとなった。

 8本の枠内シュートを打たれたが、権田の好セーブ連発もあり、PK以外にドイツ代表の得点を許さなかった。権田は試合後、「プラン的には、前半僕がPKを与えてしまって、少し崩れましたけど、1点取られてもチームとして耐え凌いでそこから逆転できた。僕のPKがなければもっとよかったんですけど、とにかく勝ててよかったです」と振り返ってコメント。「見てわかる通り、みんながハードワークしてくれて体張って守ってくれた。最後、(ドイツに)高さもありますし、マークも外れてしまうこともあるので、なんとか守れてよかったです」と、ドイツの猛攻を耐え凌いだチーム全員を称えた。

 勝因については、「システム変更もありますけど、みんながアグレッシブにチャレンジし続けたからこその結果。最後戦うところ、そこの部分がしっかり出た試合」と、精神面も大きなファクターになったと語っている。

 ドイツ撃破は「もちろん素晴らしいことですし、日本が盛り上がると思いますし、そこは僕らがW杯で結果を残す意味」としつつ、「ただ、まだ予選突破が決まったわけではない」と権田。「僕らが目指すところ(グループステージ突破)を考えたら、中3日で厳しいのでしっかり切り替えてコスタリカ戦でやらないといけないなと思っています」と、27日に控えるコスタリカ代表戦への意気込みを示した。

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