日本がドイツに2-1逆転勝利 米紙「ニューヨーク・タイムズ」が注目

 森保一監督率いる日本代表は11月23日、カタール・ワールドカップ(W杯)グループリーグ第1戦でドイツ代表と対戦。1点ビハインドから後半に立て続けに2ゴールを挙げ、2-1で逆転勝利を飾った。米紙「ニューヨーク・タイムズ」は「ドイツが唖然」「想定外の事態にショックを受け、恥をかいた」とドイツの失態を伝え、前日のサウジアラビアに続く金星に「今日の主役は日本だ」とクローズアップしている。

 試合は前半33分、MFイルカイ・ギュンドアンのPKで先制され、0-1で後半を迎えた日本。危ないシーンを何度も作られた日本だったが、後半から3バックにシフトして反撃に打って出ると、後半30分にMF堂安律、同38分に浅野拓磨の連続ゴールで一気に試合をひっくり返し、2-1と逆転勝利を挙げた。

 米紙「ニューヨーク・タイムズ」は「ドイツが日本に唖然」と速報。前日にサウジアラビアが格上のアルゼンチンに2-1と勝利し、翌日に日本もW杯優勝経験国のドイツを撃破して驚かせた。「強者が倒れる日々だ。大会3日目はアルゼンチンがサウジアラビアに痛恨の敗北を喫し、動揺を隠せなかった。4日目はドイツの番が来た。優勝候補が想定外の事態にショックを受け、恥をかいた」と伝えている。

 また「今日の主役は日本だ。サウジアラビアと同様、前半は息を呑むような展開で、イルカイ・ギュンドアンにPKを決められ、ハーフタイムまでにダメージを最小限に食い止めようと必死に耐えていた」と記し、日本の忍耐強さが逆転勝利を呼び込んだと続けた。

 さらに「ドイツは、次の対戦でスペインに勝てなければ、ヨーロッパの伝統ある大国の1つが2大会連続でグループリーグ敗退という屈辱を味わうことになる」と指摘。18年のロシア大会でまさかのグループリーグ敗退の憂き目に遭ったドイツが追い込まれている。(FOOTBALL ZONE編集部)