試合前の入場シーンからコイントスの場面は国際映像に大きく映し出される

 カタール・ワールドカップ(W杯)のベルギー代表とカナダ代表の試合が現地時間11月23日に行われ、日本の山下良美審判員が第4審判を務めた。

 山下氏は世界中に今大会に6人が選出された女性審判員のうち、中でも3人選出された主審候補の1人。このゲームで第4審判を務めたのがW杯デビューとなった。試合中には両ベンチとコミュニケーションを取りながらコントロールするほか、交代の管理やアディショナルタイムの測定や掲示などを担当した。

 試合前の入場シーンからコイントスの場面は国際映像にも大きく映し出され、SNS上でも「山下さんカッコいい」「アザールの横に山下さんがいるのすごい」など、ベルギーの主将MFエデン・アザールの横に映し出された場面が注目されていた。

 試合中には元日本代表MFで今大会の解説も務めている福西崇史氏がツイッターに「山下さんも頑張れ」と投稿。交代の場面やアディショナルタイムの掲示があった時にも多くの投稿がされていた。試合は1-0でベルギーが勝利している。

 山下氏は現地時間25日にイングランド代表とアメリカ代表のゲームで再び第4審判を務めることが国際サッカー連盟(FIFA)から発表されている。大会中に主審としてピッチに立つチャンスが与えられるか注目される。(FOOTBALL ZONE編集部)