日本代表のDF長友佑都（FC東京）が23日、FIFAワールドカップカタール2022・ドイツ戦後のインタビューに応じた。

　同日、日本はドイツと対戦。前半は押し込まれる展開で、33分にはイルカイ・ギュンドアンのPKで先制を許した。しかし、後半の交代策で流れを引き戻すと、75分に堂安律、83分に浅野拓磨が得点し、そのまま逃げ切った。日本がW杯本大会初の逆転勝利で、2大会連続の白星スタートとなった。

　試合後、57分までプレーした長友がインタビューに応えた。

「（この勝利の感想は？）　歴史的な勝利で興奮し切ってね、とにかくまず前半は本当に難しい試合だったんですけど、1点取られた後もこれ以上の失点はないと。1失点なら絶対に何か起こるということを皆で話し合っていた。それはピッチ内でも話し合っていたし、ハーフタイムでも話し合って、1失点でまず前半を抑えられて、それが勝利につながった全てかなと思います。2失点目を決められていたら厳しかったです」

「（今回の勝利は）ちょっと痺れたね。ベンチで喜ぶどころか倒れそうになった。血が上りすぎて。マジでクラクラしていました。それくらいこれは格別。一番嬉しいです。最高なチームだな。（優勝したような雰囲気だったが…）それくらい大きなことを成し遂げたし、初戦の大事さは僕が一番経験してきて、わかっているから、絶対に何がなんでもこの試合に勝ちたいという気持ちは誰よりも強かった。ベンチのチームメイトもみんな心が一つになっていた。比べる必要はないかもしれないけど、ドイツと日本のベンチの雰囲気は全然違っていたと思う。みんな熱量があって、みんな戦っていた。あれは感動するレベルだなと。僕はずっとみんなの心を一つにつなげることが大事と言っていたのは、こういうこと。これは伝わるんですよ。絶対（一体感は）1番だと思います」

　また、この試合で、長友はW杯で12試合目の出場に。日本代表では最多となったことにも触れた。

「全然見てなかったですね。自分の記録なんて見ていない。勝利が全て。どうでもいいとは言わないが、4大会連続で来れたのはたくさんの支えがあったし、そのおかげで36歳のおっさんがここに辿り着けたと思うから感謝したいです」

　日本は27日19時からコスタリカと戦う。勝利出来ればグループ突破に大きく近づく、重要な試合となる。