FIFAワールドカップカタール2022のグループF第1戦が23日に行われた。

 このグループF、先陣を切ったのはモロッコとクロアチア。2大会連続の出場となったモロッコは、かつて日本代表も率いたヴァイッド・ハリルホジッチ前監督が、一部選手たちとの対立もあって大会前に退任。同月末からワリド・レグラギ監督がチームの指揮を執ることとなり、前任者と対立していたハキム・ツィエクやノゼア・マズラウィも代表に復帰した。

 一方で前回大会準優勝のクロアチアは、ルカ・モドリッチ、イヴァン・ペリシッチ、マルセロ・ブロゾヴィッチなどが引き続きメンバー入り。悲願の初優勝を目指す。

 試合は激しい中盤の攻防が至る所で繰り広げられ、互角の展開。モロッコはユセフ・エン・ネシリや、アクラフ・ハキミに、クロアチアはモドリッチやニコラ・ヴラシッチなどに決定機が訪れたものの、お互いに決め切ることは出来ず。試合は0-0の引き分けで終わった。

 前回3位で、黄金世代の最終章となるベルギーは、36年ぶりの出場となるカナダと対戦。序盤はカナダが優勢で、9分にはPKも獲得。しかし、アルフォンソ・デイヴィスのキックは、“絶対的守護神”ティボー・クルトワのセーブに阻まれた。その後もカナダが主導権を握るが、一瞬のスキを突いたベルギーが44分に先制。トビー・アルデルヴァイレルトのロングフィードから最後はミシー・バチュアイが左足のダイレクトシュートをゴール右に蹴り込みネットを揺らした。

 この後も比較的カナダが押し込む展開となったものの、ベルギーが1-0で逃げ切り、初戦白星スタートを飾っている。

 試合結果、順位表、次節の対戦カードは以下の通り。次戦は27日に開催予定となっている。

■試合結果

モロッコ 0-0 クロアチア
ベルギー 1-0 カナダ

■順位表

1:ベルギー(3/+1)
2:モロッコ(1/0)
2:クロアチア(1/0)
4:カナダ(0/-1)

■次戦の対戦カード

(時間は全て日本時間)
▼27日22時
ベルギーvsモロッコ

▼28日1時
クロアチアvsカナダ