現地時間11月23日、森保一監督が率いる日本代表は、カタール・ワールドカップ初戦でドイツ代表に2-1の逆転勝ちを収め、歴史的な勝利を手にした。
勝利の歓喜に包まれたその後、日本のサポーターは“恒例”のゴミ拾いをしてからスタジアムを去ったことや、代表チームがロッカールームを綺麗に整えて去ったことが国際サッカー連盟(FIFA)の公式SNSを通じてシェアされ、大きな反響を呼んでいる。
さらに、スタジアム外での日本人サポーターの行動にも注目が集まっている。プレミアリーグのリバプール番記者が運営するSNS『DaveOCKOP』は、「ドイツ対日本戦が行なわれる前に、ケーフィーヤのつけ方を学ぶ日本のファン。異文化を学ぶには良い動画だ」というコメントを添え、日本代表ユニホームを着た日本人が現地の方にかぶせてもらい、礼を述べるまでの姿を収めた動画を公開した。
ケーフィーヤはイスラム半島で男性がかぶる頭巾のことを指し、中東ならではの文化と言えるだろう。日本人ファンが楽しそうに異文化交流を楽しんでいる様子がうかがえる。
【動画】現地でクーフィーヤをかぶせてもらう日本人サポーター。笑顔でお礼を述べる
この様子に、海外のサポーターからは様々な感想が寄せられている。
「こういう姿を見るのは、心が温かくなる」
「ナイスな動画!」
「異文化交流こそ、世界大会を開く意味」
「現地の文化に敬意を払っているんだ。彼らは寛容だ」
「正直言って、これこそワールドカップの醍醐味であり、国際的な“兄弟”のあるべき姿だと感じる」
「これだからW杯が好きだ。どこの国で開催されようと関係ない。たとえすべてに同意できなくても、人々の文化や価値観を尊重することが大事だ」
「こうした交流こそがワールドカップを開催する意義だと思う」
「日本人女性ファンがブルカの着方を習ってる動画ないかな?」
「欧州からは文句も出ているが、アフリカや南米、日本人は現地の文化に敬意を払っていると感じる」
「日本はカタールをリスペクトしている。では、カタールはそうなのか?」
差別問題や飲酒などを巡る文化について議論が続いているカタール大会。だが、現地民との触れ合いを楽しんでいるファンがいることも確かであるようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部