ベルギー代表MFケヴィン・デ・ブライネ(マンチェスター・C/イングランド)が、FIFAワールドカップカタール2022・グループF第1節カナダ代表戦のプレイヤー・オブ・ザ・マッチ選出に驚きを示した。24日、イギリスメディア『アスレティック』がコメントを伝えた。

 ベルギー代表は序盤からカナダ代表に苦戦。9分にPKを与えたものの、守護神ティボー・クルトワのセーブで事なきを得る。その後も押され気味の展開だったが、前半終了間際にトビー・アルデルヴァイレルトのロングフィードからミシー・バチュアイが先制点を記録。この1点を守り抜き、辛くも白星スタートとなった。

 カナダ代表戦のMVPに選ばれたデ・ブライネは試合後、「僕が素晴らしいプレーをしたとは思っていない。なんでこのトロフィーが僕の手にあるのかわからないよ。多分、名前で選ばれたんだろう」とコメント。自身がMVPにふさわしいプレーをしなかったと正直に語った。なお、カナダ代表戦でのデ・ブライネのパス成功率は約70パーセント(23/33)だったが、チャンスクリエイト数は「4」でチーム内断トツだった。

 また、デ・ブライネはチーム全体のパフォーマンスにも言及している。

「チームとして良いプレーができなかった。特に前半はね。最悪の入りだったし、勢いはカナダの方にあった。僕らは思うようにプレスを突破することができなかった。僕も含め、僕たちが良い試合をしたとは思わない。それでも、勝つための方法を見つけたんだ」

 ベルギー代表の次戦は27日に行われ、初戦でクロアチア代表とスコアレスドローに終わったモロッコ代表と対戦する。