森保ジャパンはドイツ相手に2-1で逆転勝利

 森保一監督率いる日本代表は11月23日、カタール・ワールドカップ(W杯)グループリーグ第1戦でドイツ代表と対戦し、2-1の逆転勝利で世界に衝撃を与えた。痛快なアップセットは大きな注目を集めたが、今大会に出場していないイタリアのメディアが「ありがとう、日本」と感謝の言葉を送っている。

 前半33分、MFイルカイ・ギュンドアンのPKで先制され、0-1で後半を迎えた日本。後半30分にMF堂安律、同38分に浅野拓磨の連続ゴールで一気に試合をひっくり返し、2-1と逆転に成功した。

 ドイツの選手、ファンは落胆の色を隠せなかったなか、イタリアサッカー専門メディア「Italian Football TV」は公式ツイッターで、ドイツの女性ファンが今にも泣き出しそうな悲壮な表情を浮かべている写真を投稿した。

「There’s not many things Italians can get excited about in this World Cup, but seeing Germany lose is one(今回のW杯でイタリア人がエキサイトできることはそう多くはない。しかし、ドイツが負けるのを見るのはその1つだ)。ありがとう、日本」

 イタリアは今大会の出場を逃したが、誰もが知るヨーロッパの強豪で、ドイツと同じくW杯優勝は4回を数える。ライバルの敗戦を皮肉気味に伝えた形だ。この投稿には、元イタリア代表DFファビオ・カンナバーロ氏も目がハートの絵文字で反応しており、同メディアは「カンナバーロは日本を愛し、ドイツを動揺させた」と綴るなど、日本とドイツの明暗は1日が経過した今も反響を呼んでいる。(FOOTBALL ZONE編集部)