FIFAワールドカップカタール2022・グループG第1節、ブラジル代表対セルビア代表の試合が現地時間24日に行われ、ブラジル代表が2-0の勝利をおさめた。その一方で、主力のネイマールが負傷したことでブラジル代表に激震が走っている。ブラジル紙『グローボ』が報じた。
ブラジル代表は62分、ネイマールがドリブルで仕掛けてペナルティエリア内に侵入すると、少し足から離れたボールをヴィニシウスが拾ってシュートを放つ。これはセルビア代表のGKヴァニャ・ミリンコヴィッチ=サヴィッチに弾かれるが、こぼれ球をリシャルリソン・デ・アンドラーデが押し込んでブラジル代表に先制点が入った。
さらに73分、ヴィニシウスのクロスをリシャルリソンがゴール前でワントラップした後、浮いたボールを落とすことなくバイシクルシュートを放ち、スーパーゴールを決めた。しかし、80分にネイマールが右足首を負傷し、アントニーとの交代を余儀なくされている。ネイマールを欠いたブラジル代表だが、リードを守り切って2-0の勝利をおさめた。
同メディアによると、ネイマールは右足首を捻挫した可能性があり、現地時間25日に詳しい検査結果が発表される予定だという。ベンチに退いたネイマールは右足首に氷嚢を当てて治療を行い、ユニフォームで涙を拭う場面があった。試合後はチームメイトと共に勝利を祝わず、足を引きずりながらスタジアムを後にしている。