サッカー日本代表は23日、FIFAワールドカップ・カタール大会のグループリーグ初戦でドイツ代表相手に2-1と勝利。27日のコスタリカ戦で勝利すれば、グループリーグ突破へ大きく近づく。そんな中、サンフレッチェ広島在籍時に森保一監督の指導を受けていたミハエル・ミキッチ氏が日本代表決勝トーナメント進出の可能性を占った。24日、クロアチアメディア『Germanijak』が伝えている。
グループEでは日本代表がドイツ戦で勝利した一方、W杯優勝候補のスペイン代表がコスタリカ戦で7-0と大勝。日本代表は27日にコスタリカ代表と対戦するが、28日のスペイン代表対ドイツ代表の結果次第ではグループリーグ突破を決める可能性もある。
ミキッチ氏は『Germanijak』のインタビューに応じた際、ドイツ戦での大金星に対する感想を問われると「ドイツ代表は後半途中まで1-0で勝っていた。試合終盤にもチャンスはあったし違う試合展開になる可能性もあった。だけど、サッカーはこういうものであるわけだし、改めて予測できないスポーツだと思ったね」と語っている。
またスペイン戦大敗直後のコスタリカ代表の心理状態について「コスタリカ代表はスペイン代表に0-7と大敗を喫した。ショックを受けているだろうが、日本代表との一戦こそが彼らにとっての本当の勝負だ」と解説している。
その上で「日本代表にとって唯一の危険は、ドイツ代表がスペイン代表に勝ち、グループリーグ終了時点でコスタリカ代表をのぞいた3チームが勝ち点6で並ぶ場合だ。そうなると、日本代表がグループリーグ敗退となることも考えられる。だが現実的には、コスタリカ戦で勝利したら決勝トーナメントへ進出できると思う」と、コスタリカ戦での勝ち点3獲得が日本代表のグループリーグ突破の絶対条件だと主張。
「日本代表は4年前のロシアW杯では決勝トーナメント進出を果たした。(決勝トーナメント1回戦では)ベルギー代表を追い詰めて、ベスト8入りへあと一歩のところまで迫った。(ドイツ戦での勝利は)私にとってビッグサプライズではないね」と、森保ジャパンが欧州強豪国と対等に渡り合えるだけに地力を兼ね備えているとの見解を示した。