久保建英がスペインのラジオに出演したのは、ワールドカップのスペイン戦の前日。その番組は、大手ラジオ局カデナ・コペの『エル・パルティダッソ・デ・コペ』で、わずか3分余りのインタビューだった。
久保は日本のスペイン対策について答えた後、「後方をしっかりプロテクトして素早く攻撃へと転じるってこと?」と念を押されると、「分からないよ。僕が嘘をついているかもしれないから。明日になれば明らかになるよ」と、チクリとスペイン人が大好きな皮肉を交えるなど、持ち前のトーク力の高さを発揮し、爪痕を残した。
並み居る記者、識者たちを唸らせたのが、スペイン語のレベルの高さだ。
グループリーグ3試合の間に、国内で日本代表に対する評価は急上昇と急下降を繰り返したが、その現象を説明する際に久保は、「ジェットコースターと一緒だ。ドイツ戦の後に全員が船に乗ったけど、(コスタリカ戦が終わった今は)かなりの数の人間が下船したはずだ」と、船に例えるというネイティブが使う言い回しをさらりと披露。
インタビュアーから「君の達者なスペイン語には感心する。信じられない」と驚かれていた。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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